学生時代は元気(げんき)はあったけど、現金(げんきん)はなかった。
何人かの親しい友達のお陰で俺は日本にも来られるようになった。日本に来てからも沢山の友達のお世話になっ
た。学費が足りないとか、残高証明などの時も友人からお金を借りて対応した。彼らとは深い信頼関係を築く事が
出来て幸福だ。みんな良いヤツばかりだ。お互いに助け合いながら成長していくのが見えて来たので何より嬉しかっ
た。そのうち二人は自分の店も経営するようになった。
商社を辞めてからカラオケでもしばらく仕事をした、店長は在日三世で背が高い息子が三人いた。
<よく頑張った!感動した!>
奥さんも在日韓国人だが、家族そろって韓国語(朝鮮語)はさっぱり分かってなかった。残念なことだ。
・・・ ・・・ 時には二つの、三つのアルバイトを同時にやったこともある。日本人の会社でももちろん・・・
時の流れは後から見ると本当に速いものだ。企業家や政治家や政府関係者とも接する時もあった。大物政治家もし
ばしば目の前に現れてきたりする。・・・良い話は沢山してくれるけど誰一人金をくれる人間はいなかった。(笑)
当然ながら俺からも融資を申し込んだことはない。みんなの前で中国の朝鮮族を宣伝するのが俺の役だった。
いつか早いうちに我々のふるさとも豊かになってみんなが地元で働きながら幸せに暮らせるようになって欲しいから
だ。家族バラバラで異国他郷で一生懸命働く姿や親に離れられ残された天真爛漫な幼い子供達の親を恋しがる様子
を見ると涙が出てくるのを禁じられない。
我々の世代で解決しなければならないものがあるのだ。(余談で申し訳ない)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルバイトは続いた。
喫茶店のバイトを探したつもりが今度はギャンブル屋だった。パチンコより激しく、カジノ並みの店でヤクザがうろうろ
していた。お互い組も違うけど騒ぎはしなかった。面倒を見てくれる暴力団関係の組長がいたからだ。名前は加藤で
50過ぎたオヤジだけど俺にすごく親切だった。若者のヤクザも沢山出入りしていた。
店は24時間営業だったが、深夜は俺一人仕事をしていた。沢山のヤクザを相手に!
実は一番危ないところが一番安全だとの話がある。俺が学生で留学していることはみんなが知っていたので、ほとん
どの人は親切だったが、たまにはチンピラ達が絡んできたりもした。だけど大した騒ぎはない。それ以上は何を招く
かを彼らも知っているからだ。
店に入ってしばらく経った、
ある日の夜だった。黒いスーツ姿の男が三人入ってきた。30~40代でそのうち一人は夜なのにサングラスかけてい
た。始めて見た男達だ。サングラス男は椅子に掛けながら「アイス、三つ」と言った
アイスコーヒーのことだ。・・・俺がバイトに入る前から通っている常連客的な雰囲気だった。
アイスを飲んでいる左手の小指が切られている。ヤクザの表れだ。
ヤクザの世界にはルールを守らなかったり、何かあった時はその決意を表す為に左手の小指の二つ目の関節の部
分まで切るルールがあるらしい。多くのヤクザに小指がないのを沢山見た。
(店に入ったお客さんに出す飲み物とタバコは全部無料だ。
無料とは言えよけいに注文したり沢山残したりする人はあまりいなかった。)
しばらく静かな雰囲気が漂った後、サングラスの男が荒い声で声を掛けてきた。
「おい!君、中国人か、朝鮮語しゃべれるんだな!」
何で知ってるんだろう?! 耳を疑いながら答えた。
「ハイ、そうです、中国の朝鮮族です!」
男はサングラスを取りながら話しを続けた
「そういえば、お前!朝鮮人の顔しとるんじゃ、の~!・・・、俺も朝鮮人だぞ!・・・お前!・・・」
店には他にもヤクザや一般のお客さんも何人かいた。
「何しに来たんか?!」(日本に)
おい、勘弁してくれよ、朝鮮族って事は分って留学に来たことは知らないのかよ?
どこでそんな中途半端な情報入れたのかよ?と思いながら「留学です」と答えた。
・・・話しは続いた、一緒に来た二人はなんか不気味な感じだったのであまり話はしてなかった。
後日も来た、テレビでは北朝鮮の拉致問題で熱い時期だった、
「オイ!S君、テレビ消してくれ!うるせんだよ!・・・こいつら(日本人)が(二次世界大戦の時)朝鮮人を沢山
強制連行してきた事は何も言わず、向こうが(北朝鮮)何人を連れて行ったことでこんなにうるさく騒いでいるんじ
ゃ、のう!・・そう思わんか、のう!!?」・・・
確かに植民地時期から世界大戦のときまで朝鮮半島から沢山の朝鮮人が強制連行されてきて日本の炭坑やトンネル
掘削作業に強いられたこともあるようだ。(在日社会の詳しい事情と歴史は省略させて頂く)
ーーーーーー
店には飲み屋のママや女のヤクザ?もよく出入りする、若い女も結構いるが口調は荒っぽく、タバコも沢山吸う。
名前は知らないが顔が綺麗な若い女が一人いて、彼女はみんながいる前でも平気で「S君、好きだよ!」と言って
くる。・・・どんな返事をすれば良いか分らなくなる。・・
「やめてよ、!」と言いたい気分だ。
沢山の人が優しくしてくれたりするけど、ギャンブルで負けたらさすがのヤクザの本能が出てくる人間もい
る。台を叩いたり、大きい声で暴れたりもする。所詮ヤクザはヤクザだから・・・。
店の常連の中には性格がすごく粗っぽく、すぐ暴れるオヤジ(韓国人二世)が一人いる。あのオヤジはまるで未熟
の子供のように笑ったり怒ったり情緒の起伏がとても激しい人間だが、店の面倒を見てくれる加藤さんと仲がよくて、
彼が来たらすごく大人しくなるのがまた不思議だ。ちなみにあのオヤジは小指が健在している。
(続く)
何人かの親しい友達のお陰で俺は日本にも来られるようになった。日本に来てからも沢山の友達のお世話になっ
た。学費が足りないとか、残高証明などの時も友人からお金を借りて対応した。彼らとは深い信頼関係を築く事が
出来て幸福だ。みんな良いヤツばかりだ。お互いに助け合いながら成長していくのが見えて来たので何より嬉しかっ
た。そのうち二人は自分の店も経営するようになった。
商社を辞めてからカラオケでもしばらく仕事をした、店長は在日三世で背が高い息子が三人いた。
<よく頑張った!感動した!>
奥さんも在日韓国人だが、家族そろって韓国語(朝鮮語)はさっぱり分かってなかった。残念なことだ。
・・・ ・・・ 時には二つの、三つのアルバイトを同時にやったこともある。日本人の会社でももちろん・・・
時の流れは後から見ると本当に速いものだ。企業家や政治家や政府関係者とも接する時もあった。大物政治家もし
ばしば目の前に現れてきたりする。・・・良い話は沢山してくれるけど誰一人金をくれる人間はいなかった。(笑)
当然ながら俺からも融資を申し込んだことはない。みんなの前で中国の朝鮮族を宣伝するのが俺の役だった。
いつか早いうちに我々のふるさとも豊かになってみんなが地元で働きながら幸せに暮らせるようになって欲しいから
だ。家族バラバラで異国他郷で一生懸命働く姿や親に離れられ残された天真爛漫な幼い子供達の親を恋しがる様子
を見ると涙が出てくるのを禁じられない。
我々の世代で解決しなければならないものがあるのだ。(余談で申し訳ない)
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アルバイトは続いた。
喫茶店のバイトを探したつもりが今度はギャンブル屋だった。パチンコより激しく、カジノ並みの店でヤクザがうろうろ
していた。お互い組も違うけど騒ぎはしなかった。面倒を見てくれる暴力団関係の組長がいたからだ。名前は加藤で
50過ぎたオヤジだけど俺にすごく親切だった。若者のヤクザも沢山出入りしていた。
店は24時間営業だったが、深夜は俺一人仕事をしていた。沢山のヤクザを相手に!
実は一番危ないところが一番安全だとの話がある。俺が学生で留学していることはみんなが知っていたので、ほとん
どの人は親切だったが、たまにはチンピラ達が絡んできたりもした。だけど大した騒ぎはない。それ以上は何を招く
かを彼らも知っているからだ。
店に入ってしばらく経った、
ある日の夜だった。黒いスーツ姿の男が三人入ってきた。30~40代でそのうち一人は夜なのにサングラスかけてい
た。始めて見た男達だ。サングラス男は椅子に掛けながら「アイス、三つ」と言った
アイスコーヒーのことだ。・・・俺がバイトに入る前から通っている常連客的な雰囲気だった。
アイスを飲んでいる左手の小指が切られている。ヤクザの表れだ。
ヤクザの世界にはルールを守らなかったり、何かあった時はその決意を表す為に左手の小指の二つ目の関節の部
分まで切るルールがあるらしい。多くのヤクザに小指がないのを沢山見た。
(店に入ったお客さんに出す飲み物とタバコは全部無料だ。
無料とは言えよけいに注文したり沢山残したりする人はあまりいなかった。)
しばらく静かな雰囲気が漂った後、サングラスの男が荒い声で声を掛けてきた。
「おい!君、中国人か、朝鮮語しゃべれるんだな!」
何で知ってるんだろう?! 耳を疑いながら答えた。
「ハイ、そうです、中国の朝鮮族です!」
男はサングラスを取りながら話しを続けた
「そういえば、お前!朝鮮人の顔しとるんじゃ、の~!・・・、俺も朝鮮人だぞ!・・・お前!・・・」
店には他にもヤクザや一般のお客さんも何人かいた。
「何しに来たんか?!」(日本に)
おい、勘弁してくれよ、朝鮮族って事は分って留学に来たことは知らないのかよ?
どこでそんな中途半端な情報入れたのかよ?と思いながら「留学です」と答えた。
・・・話しは続いた、一緒に来た二人はなんか不気味な感じだったのであまり話はしてなかった。
後日も来た、テレビでは北朝鮮の拉致問題で熱い時期だった、
「オイ!S君、テレビ消してくれ!うるせんだよ!・・・こいつら(日本人)が(二次世界大戦の時)朝鮮人を沢山
強制連行してきた事は何も言わず、向こうが(北朝鮮)何人を連れて行ったことでこんなにうるさく騒いでいるんじ
ゃ、のう!・・そう思わんか、のう!!?」・・・
確かに植民地時期から世界大戦のときまで朝鮮半島から沢山の朝鮮人が強制連行されてきて日本の炭坑やトンネル
掘削作業に強いられたこともあるようだ。(在日社会の詳しい事情と歴史は省略させて頂く)
ーーーーーー
店には飲み屋のママや女のヤクザ?もよく出入りする、若い女も結構いるが口調は荒っぽく、タバコも沢山吸う。
名前は知らないが顔が綺麗な若い女が一人いて、彼女はみんながいる前でも平気で「S君、好きだよ!」と言って
くる。・・・どんな返事をすれば良いか分らなくなる。・・
「やめてよ、!」と言いたい気分だ。
沢山の人が優しくしてくれたりするけど、ギャンブルで負けたらさすがのヤクザの本能が出てくる人間もい
る。台を叩いたり、大きい声で暴れたりもする。所詮ヤクザはヤクザだから・・・。
店の常連の中には性格がすごく粗っぽく、すぐ暴れるオヤジ(韓国人二世)が一人いる。あのオヤジはまるで未熟
の子供のように笑ったり怒ったり情緒の起伏がとても激しい人間だが、店の面倒を見てくれる加藤さんと仲がよくて、
彼が来たらすごく大人しくなるのがまた不思議だ。ちなみにあのオヤジは小指が健在している。
(続く)
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코멘트 (12)
수정하기를 누르고 수정하면 되는데 ㅎ
アリクイさん
教えてくれてありがとうございます。
教えてくれてありがとうございます。
すごいですね。
パチンコとかの店をやってるのが在日朝鮮人が多いとは聞いたことはありましたけど、
生な体験談で書いてくれて、そういう世界もあるなっと実感できます。
書き終わったら、本として出しても良いくらいですね。
楽しみにして次を期待します。
パチンコとかの店をやってるのが在日朝鮮人が多いとは聞いたことはありましたけど、
生な体験談で書いてくれて、そういう世界もあるなっと実感できます。
書き終わったら、本として出しても良いくらいですね。
楽しみにして次を期待します。
조선말로 번역해주면 첨부터 읽어보겠는데
탄산님:
제가 우리말로 치는것이 너무늦어가지고 일본어로 쓰게 되였습니다
빠른 시일내에 우리말로 쓰도록 노력하겠으니 량해를구합니다
제가 우리말로 치는것이 너무늦어가지고 일본어로 쓰게 되였습니다
빠른 시일내에 우리말로 쓰도록 노력하겠으니 량해를구합니다
今回は刺激満載でとても面白いです。面白いって言葉はちょっと失礼かもしれないですね。
日本にきてこんなことを経験するのも一つのドラマですね。経験していないわたしに取っては、不思議もあるけど、感動のほうが強いです。次回を楽しみにしながら・・・・추천합니다
日本にきてこんなことを経験するのも一つのドラマですね。経験していないわたしに取っては、不思議もあるけど、感動のほうが強いです。次回を楽しみにしながら・・・・추천합니다
バーバリさん
コメントが力になりますよ!ありがとうございます
コメントが力になりますよ!ありがとうございます
잼있게 잘 읽었씁니다...근데 님 일본온지 몇년되시기에..
글구 이케 위험한 곳에서 알바해두 님은 전혀 괜찮으세요?
저는읽기만 해두 마니 무서울꺼 같은데..암튼 힘내세요..
글구 이케 위험한 곳에서 알바해두 님은 전혀 괜찮으세요?
저는읽기만 해두 마니 무서울꺼 같은데..암튼 힘내세요..
ミンイさん:
「本を出してもいいぐらいですね」ありがとうございます。
「本を出してもいいぐらいですね」ありがとうございます。
ななちゃん:
ご心配ありがとうございます。
ご心配ありがとうございます。
私も日本に来たばかりの時、カジノでバイトしたことがあります。毎日ドキドキしながら、、、
その代わり、お金はいけっこう儲けました。いい経験だと思います。ちなみに私は女性です。
その代わり、お金はいけっこう儲けました。いい経験だと思います。ちなみに私は女性です。

야끄자 소설은 즐기는 저는요 이글도 소설이면 잼있게 보겠는데
체험담이라면 ㅠㅠ
잘 읽고 감니다 ㅎ