この文章は陽光人さんが1月10日旧掲示板に書いた文章です。
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日本の土地を踏んだわたしにとって驚愕(きょうかく)そのものであった。目前にひろがる光景は、夢の中で見ているかのようであった。もちろん目にまぶしいほどの物質の豊かさ、自由な精神の社会がその一つであるが、もっとも私をびっくりさせたのは日本人の暖
味さ(あいまい)である。
その暖味さは主に言葉に表れる。しかし言葉に表れる以上、必ず思想に表れるはずである。
言葉の暖昧さは多くの学者に指摘されたことがある。ポルトガル人の宣教師ルイス・フロイス(http://www.saikaicho.net/julian/luis_main.html)が「日欧文化比較」と題する小冊子でこう述べた。
「ヨーロッパでは言葉の明瞭を避ける。日本では暖昧な言葉が一番優れた言葉で、もっとも重んぜられている。」フロイスの指摘は今の日本語にも充分通用できるであろう。外国人だけでなく、日本の学者も指摘した。よく耳に聞える具体的な例を挙げると、「よろしく」とい二言葉はいたるところで使える。辞書を引いて見ると「好意を伝えてもらう時や相手の好意を期待などに使うあいさつのことば」。相手の好意はどんな好意であろうか、まったく理解できないほどであった。「すみません」は「Excuse me」であるか、「sorry」であるか。または「Thank you」であるか外国人に理解しにくい。また「やっぱり」、「まあまあ」、「どうも」など。
暖昧な表現は「表現しないですむことなら、しないですませたほうがよい」という日本人の発想がある。諺には「言わぬが花」「言わぬは言うにいやまさる」などがある。だから日本文化は「含蓄」の美学とよく耳にする。俳句・川柳のような世界に類を見ない短詩形文学が一番ふさわしい証明である。
「ものを言えば唇寒し秋の風」
この暖昧さは日常会話や文学上に表されるだけでなく、政治上にも甚しく表れる。政治問題と外交問題などについていつも態度不明である。だから「経済大国にのしあがった日本が政治上では国際杜会に対して積極的なはたらきかけをしない政治小国である」と評する声が聞かれる。「日本人はうそをつかないが本当のことも言わない」と言う非難もある。
民族によってそれぞれ習慣が違うから、いいかどうか判断しにくい。しかし国際化に進む日本は他国との理解融合が大切である。その暖昧さは国際化の進展を阻害するものではないかと私は考えている。
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日本の土地を踏んだわたしにとって驚愕(きょうかく)そのものであった。目前にひろがる光景は、夢の中で見ているかのようであった。もちろん目にまぶしいほどの物質の豊かさ、自由な精神の社会がその一つであるが、もっとも私をびっくりさせたのは日本人の暖
味さ(あいまい)である。
その暖味さは主に言葉に表れる。しかし言葉に表れる以上、必ず思想に表れるはずである。
言葉の暖昧さは多くの学者に指摘されたことがある。ポルトガル人の宣教師ルイス・フロイス(http://www.saikaicho.net/julian/luis_main.html)が「日欧文化比較」と題する小冊子でこう述べた。
「ヨーロッパでは言葉の明瞭を避ける。日本では暖昧な言葉が一番優れた言葉で、もっとも重んぜられている。」フロイスの指摘は今の日本語にも充分通用できるであろう。外国人だけでなく、日本の学者も指摘した。よく耳に聞える具体的な例を挙げると、「よろしく」とい二言葉はいたるところで使える。辞書を引いて見ると「好意を伝えてもらう時や相手の好意を期待などに使うあいさつのことば」。相手の好意はどんな好意であろうか、まったく理解できないほどであった。「すみません」は「Excuse me」であるか、「sorry」であるか。または「Thank you」であるか外国人に理解しにくい。また「やっぱり」、「まあまあ」、「どうも」など。
暖昧な表現は「表現しないですむことなら、しないですませたほうがよい」という日本人の発想がある。諺には「言わぬが花」「言わぬは言うにいやまさる」などがある。だから日本文化は「含蓄」の美学とよく耳にする。俳句・川柳のような世界に類を見ない短詩形文学が一番ふさわしい証明である。
「ものを言えば唇寒し秋の風」
この暖昧さは日常会話や文学上に表されるだけでなく、政治上にも甚しく表れる。政治問題と外交問題などについていつも態度不明である。だから「経済大国にのしあがった日本が政治上では国際杜会に対して積極的なはたらきかけをしない政治小国である」と評する声が聞かれる。「日本人はうそをつかないが本当のことも言わない」と言う非難もある。
民族によってそれぞれ習慣が違うから、いいかどうか判断しにくい。しかし国際化に進む日本は他国との理解融合が大切である。その暖昧さは国際化の進展を阻害するものではないかと私は考えている。
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